8・6ヒロシマ国際対話集会~

7月 27th, 2019

反核の夕べ2019

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<8・6ヒロシマ国際対話集会~反核の夕べ2019>

~核と人類は共存できない~

核被害を拡げないために

核利用サイクルにおける核被害の実態を追及し、原子力推進を阻止しよう! 核兵器禁止条約の早期発効をめざし、国際連携を図り日本政府を動かそう!

日 時: 2019年 8月6日(火)

14:30~17:30 

資料代:700円(通訳あり)

場 所:合人社ウェンディひと・まちプラザ6Fマルチメディア・スタジオ

  (広島市まちづくり市民交流プラザ) 広島市中区袋町6-36 TEL:082-545-3911 )

第Ⅰ部:講演会

 基調講演 演 題 「棄民の国-被曝安全神話」       

講演者 小出 裕章

 (原子核工学者・元京都大学原子炉実験所助教)

第Ⅱ部:パネルディスカッション  

小出 裕章     原子核工学者・元京都大学原子炉実験所助教             

前田耕一郎    広島県被団協事務局長・元広島平和記念資料館館長

佐藤 龍彦    福島県双葉郡楢葉町・原発事故被害者             

ラニ・クレイマー Lani Kramer(REACH-MI代表/

マーシャル諸島核実験被害者二世)             

サマンサ・ハネルグ Samantha Hanerg (REACH-MI副代表/

同 核実験被害者三世)  

振津かつみ     医師・ICBUW運営委員・チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西

森瀧 春子    HANWA共同代表

第Ⅲ部:特別公演 

「ちっちゃい こえ」・紙芝居        

作者・演者 アーサ-・ビナード (詩人、絵本作家) 

<小出裕章さん・プロフィール>

1949年東京生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒、同大学院修了。京都大学原子炉実験所助手。2015年定年退職。専門は放射線計測、原子力安全。学生時代に東北電力女川原発反対集会に参加してから反原発の道を歩む。伊方原発訴訟住民側証人。著書に「隠される原子力 核の真実」(2010年創史社)、「原子力と共存できるか」(1997年かもがわ出版、共著)、「原子力のウソ」(2011年扶桑社)、『真実から目を逸らすことは犯罪である─フクシマ事故と東京オリンピック』(近日発売 径書房)など多数。      

<アーサー・ビナードさん プロフィール>

1967年、米国ミシガン州生まれの詩人・俳人、随筆家、翻訳家。1990年に来日、日本語で創作を始める。『釣り上げては』で中原中也賞。11年より広島に居を構える。『ここが家だ― ベン・シャーンの第五福竜丸』で日本絵本賞。原爆で被爆した物を語り部にした写真絵本『さがしています』で広島文化賞。絵本『ドームがたり』で日本絵本賞など多数受賞。19年春、丸木 俊・丸木 位里 「原爆の図」より紙芝居『ちっちゃい こえ』を完成、放射線被害の怖さを伝えている。他に著書多数。

∇核利用サイクルの過程で引き起こされ、今なお拡大している甚大な核被害の問題、核戦争の危機を見据えることがヒロシマ の課題である。 ∇核開発による人類生存の危機を根っこから断ち切るべく、ウラン採掘、核兵器、原発、劣化ウラン兵器など核利用のサイク ルによりもたらされている非人道的被害の原点から、あらためて「核と人類は共存できない」ことを確認し、国際的な連帯 のネットワークを築くことを推進しよう。

∇日本政府・原子力産業は、福島の核災害を封印し、原発の再稼働・海外への原発輸出、核保有の意図をも持つ使用済み核燃 料再処理によるプルトニウムの備蓄など核利用サイクル政策を推進し「偽装の被爆国・日本」の姿を世界にさらし備蓄したプルトニウムに国際的な懸念を拡げている。

∇核兵器廃絶のための核兵器禁止条約早期発効の早期実現のため更に国際的連帯を強める。核兵器禁止条約が制定され支持する国際的潮流が大勢となったにも拘らず、被爆国日本は「橋渡し」どころか米トランプ政権などの核保有国と共に国際的溝 を深め妨害している。民衆の連帯の力で跳ね返し、核兵器廃絶のための最も有効な核兵器禁止条約の発効をめざそう。

共 催 : 核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)     NO DU(劣化ウラン兵器禁止)ヒロシマ・プロジェクト(ICBUW-Hiroshima)

核兵器禁止条約の発効を求めるヒロシマ声明

7月 27th, 2019

2019.7.16 キャンドル・アピール

 ヒロシマから核兵器禁止条約の早期発効を! キャンドル・アピール       

RATIFY BAN NUKES NOW! 2019

今こそ核兵器禁止条約の批准・発効を!2019

       核兵器廃絶を求めるヒロシマの会(HANWA)

      核兵器禁止条約の早期発効を求めるヒロシマ市民一同

       

核兵器禁止条約の発効を求めるヒロシマ声明

2年前の2017年7月7日に、122か国の賛同によって核兵器禁止条約が国連で採択されました。核兵器は、存在も使用も威嚇も許すことのできない非人道的兵器であり、法的に禁止することによって人類が生きのびる可能性を圧倒的多数の国々が選んだのです。 核保有国や核抑止力政策を採る国々が核兵器禁止条約の実現を妨害しようとも、核兵器廃絶のために最も短い道である核の法的禁止は世界中の共通認識となりました。  

私たち広島市民は、核兵器禁止条約制定2周年に当たり核兵器禁止条約の発効に必要な 批准国を50カ国以上に拡げなければと世界中に、市民の描くキャンドル・メッセージで アピールします。 核利用サイクルの過程で引き起こされ、今なお拡大している甚大な核被害の問題、核戦争の危機を見据えることがヒロシマの課題です。  

核開発による人類生存の危機を根っこから断ち切るべく、ウラン採掘、核兵器、原発、劣化ウラン兵器など核利用のサイクルによりもたらされている非人道的被害の原点から、あらためて「核と人類は共存できない」ことを確認し、国際的な連帯のネットワークを築くことを推進していきます。

「唯一の戦争被爆国」を名乗る日本政府は、核兵器禁止条約に反対し、核兵器廃絶への道を阻みつつ「核保有国と非保有国の溝を埋める橋渡し役を」果すと言います。しかし、自らは核依存政策を維持し、「橋渡し」どころか米トランプ政権などの核保有国の側に立ち、国際的溝を深め妨害しているのが実態ではありませんか。 同時に他方では、被爆の安全神話を振り撒き福島の核災害を封印し、原発被害者を棄民にしようとしています。原発の再稼働、海外への原発輸出、自国の核保有の意図をも持つ使用済み核燃料再処理によるプルトニウムの備蓄など核利用サイクル政策を推進して国際的な疑念と不信を拡げています。 核兵器禁止条約が制定され支持する国際的潮流は押し戻すことのできない大勢となっています。

ヒロシマ市民は、広島市長が被爆74年の原爆被曝の日に世界に発する広島平和宣言において日本政府に対し核兵器禁止条約の賛同国となることを要求するよう、私たち市民を代表して高らかに宣言することを求めます。 核兵器廃絶のための核兵器禁止条約発効の早期実現のため、国際的連帯を更に強める民衆の連帯の力こそが、核兵器廃絶のための最も有効な核兵器禁止条約の発効を実現するものだと信じます。

                  2019年7月16日 

Statement Hiroshima Demands Ban Nukes Treaty Be Immediately

Effectuated HANWA Candle Appeal

RATIFY BAN NUKES NOW! 2019

Two years ago on 7th July 2017, the proposed Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons was adopted with the approval of 122 countries at the United Nations Headquarters. Nuclear Weapons are totally inhumane weapons whose existence or use must be forbidden. Threat of its use cannot be permitted, either. That is the reason why an overwhelming majority of states chose to prohibit nuclear weapons in order to pursue the possibility of the survival of human beings.

Even though nuclear-weapon states and those dependent on nuclear deterrence for their security have attempted to prevent the Treaty from coming into effect, the legal prohibition of nuclear weapons is now common understanding throughout the world as the shortest way to abolition.

On the anniversary of the adoption of the Treaty, we, citizens of Hiroshima, appeal to the world by lighting candles to express our hope that more than 50 states will ratify the Treaty, so that it will be brought into effect as soon as possible.

Damage caused at every stage of the nuclear cycle continues to increase. The threat of nuclear war is also realistic. Hiroshima’s mission is to address these issues.

The humanitarian crisis must be completely overcome and we reaffirm that humans cannot coexist with nuclear and power. From the standpoint that uranium mines, nuclear power generation, depleted uranium weapons and atomic weapons all produce damage to humans, we continue to create networks of international alliance.

Japan, as the only atomic-bombed country, opposes the Treaty saying that it will “act as a mediator to bridge the gap between nuclear power states and non-nuclear states.” However, far from acting as a mediator, the government is actually widening the gap by always siding with the nuclear powers, particularly the Trump Administration.

On the other hand, our government is also spreading the myth of the safety of exposure to radiation, concealing the reality of the Fukushima disaster, thus abandoning victims of the catastrophe. Japan is also pursuing the nuclear-fuel cycle while re-opening shuttered power plants and further exporting the technology to open new power plants worldwide. Moreover, Japan is storing plutonium by reprocessing nuclear fuel which could be used to develop nuclear weapons in the future. This policy is arousing suspicion in the international community.

The approval of the Treaty has now acquired irreversible international currency. Hiroshima citizens request the Mayor of Hiroshima to demand clearly in the Peace Declaration to be issued on the 6th of August that the government of Japan should sign and ratify the Treaty without delay.

We believe that joint efforts of people across the world to make the Treaty come into effect as soon as possible will most effectively realize a world free of nuclear weapons.

16th July 2019 HANWA

(Hiroshima Alliance for Nuclear Weapons Abolition)

Hiroshima Citizens for Immediate Realization of Ban Nukes Treaty                 

核兵器禁止条約の早期発効のためのヒロシマ行動

6月 30th, 2019

核兵器禁条約国連採択2周年記念

お知らせ

雨天のため、7月16日

(火)に変更しました。

準備頂いていた方々にはお詫びいたします。

内容・時間は変わりません。ご参加お待ちしております。

原爆ドーム・キャンドル・メッセージの集い

RATIFY BAN NUKES 

NOW! 2019

 (今こそ核兵器禁止条約の批准発効を!2019) 

・1000本のグラスにキャンドルの灯を燈し、上記のメッセージを広島市民が描き 写真撮影して国内外に発信します。  ・2017年7月7日に、122か国の賛同によって核兵器禁止条約が採択されました。核兵器は、存在も使用も威嚇も許すことのできない非人道的兵器であり、法的 に禁止すことによって人類が生きのびる可能性を選んだのです。

・核保有国や核抑止力政策を採る国々が核兵器禁止条約の実現を妨害しようとも、核 の法的禁止は世界中の共通認識となりました。  ・私たち広島市民は、改めて禁止条約の早期発効に必要な批准国を50カ国以上に拡 げなければと世界中に市民の描くキャンドル・メッセージでアピールしましょう。  

日時:7月16日(火)(変更後の日程)

        19:00~20:30 

雨天決行(大雨注意報・警報が出ている場合は中止)

場所:原爆ドーム東側   


原爆ドーム・キャンドル・メッセージ プログラム

(17:30 準備開始ボランティア集合/文字ライン引き/撮影装置準備/キャンドル)  

19:30 開会挨拶  

 19:35 核兵器禁止条約発効向けて趣旨説明

19:40 メッセージづくりについて指示説明

19:45~ キャンドル・メッセージづくり  キャンドルに点火して参加者がメッセージ文字づくり開始

19:50:リレーメッセージ   被爆者2人、高校生平和大使 

20:00:世界への核兵器禁止条約発効に向けて声明発表

20:05:メッセージ完成 キャンドルのドーム側に参加者集合 撮影体制づくり   

20:15:写真撮影(メッセージ、参加者、原爆ドームが一体となった場面)

20:30:キャンドル・メッセージの集い終了     閉会挨拶   

 *キャンドルを入れるグラスは実行委員会で準備していますが、参加者の皆さんもマ イグラス(ジャムの空き瓶など)として持参されることを歓迎します。  


核兵器廃絶をめざすヒロシマの会

Hiroshima Alliance for Nuclear Weapons Abolition HANWA)

共同代表:青木克明 足立修一 森瀧春子

【事務局】〒730-0013 広島市中区八丁堀5-22 メゾン京口門404号室  足立・西法律事務所内

【Eメール】 hanwa@e-hanwa.org

【HP】http://www.e-hanwa.org/    

連絡先090-9064-4705(森瀧)

総会及び記念講演会のお知らせ

5月 2nd, 2019

核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)  

Hiroshima Alliance for Nuclear Weapons Abolition

HANWA第19回総会

日時:5月6日(月・休)13:00~14:20

会場:合人社ウェンディひと・まちプラザ・6Fマルチメディアスタジオ (広島市まちづくり市民交流プラザ・広島市中区袋町6 番36 号))

記念講演会  一般公開

米トランプ政権のINF(中距離核戦略)全廃条約の破棄、小型核兵器開発製造など核戦争の危機が高まっています。核兵器禁止条約発効に向けた世界的潮流とそれに逆行する核保有国、核抑止政策に固執し日米核軍事同盟を強める日本政府の現状など国内外の核をめぐる情勢を直視し、ヒロシマの役割を果たすために、核に関する世界情勢の分析に詳しいヒロシマのジャーナリストからの提起を受ける貴重な機会にしたいと思います。

日時:5月6日(月・休)14:40~16:10

会場:合人社ウェンディひと・まちプラザ・6階マルチメディアスタジオ

資料代 500円

<核をめぐる最近の状況と取り組むべき課題―ヒロシマの役割>

講師 金崎由美氏 中国新聞・ヒロシマ平和メディアセンター記者

講師プロフィル

中国新聞 ヒロシマ平和メディアセンター記者

中国新聞 元論説委員       中国新聞「生きて」にサーロー節子さん取材の連載記事掲載

「グレーゾーン 低線量被曝の影響」連載で科学ジャーナリスト大賞受賞

2019 HANWA総会と記念講演会

反核シンポジウム~核なき世界を実現するために~ サーロー節子さんが伝えたいこと

11月 15th, 2018

反核シンポジウム  

   ~核なき世界を実現するために~

  サーロー節子さんが伝えたいこと

  •  11月28日(水) 18:30~20;30
  •  場所:広島平和記念資料館地下・メモリアルホール
  •  主催:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA) 資料代 700円

 

基調講演:サーロー節子さん

「核絶対否定のために今なすべきこと」

ヒロシマとの対話―パネリスト

:サーロー節子

:金崎由美  中国新聞・平和メディアセンター記者

(「生きて」にサーローさん取材の連載記事掲載)

:下久保理子 (第21代高校生平和大使・ノートルダム清心高2年))

:森瀧春子(HANWA共同代表)

ファシリテータ―:渡部朋子(ANT理事長/HANWA運営委員)

8.6 ヒロシマ国際対話集会 反核の夕べ2018

8月 5th, 2018

チラシPDF

 

8.6 ヒロシマ国際対話集会 反核の夕べ2018

~核と人類は共存できない~

日時:8月6日(月)14:30 ~ 17:30(開場14:00)

会場:合人社ウェンディひと・まちプラザ・6F マルチメディア・スタジオ

(広島市まちづくり市民交流プラザ) 広島市中区袋町6-36 ℡ 082-545-3911

資料代:700 円

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核被害を拡げないため、核被害の実態を明らかにし核被害者への支援・原子力推進阻止を!

核をめぐる危機的現状を明らかにし核兵器禁止条約の早期発効のため国際連帯のもと国を動かしていこう!

核開発による人類生存の危機を根っこから断ち切るべく、ウラン採掘、核兵器、原発、劣化ウラン兵器など核利用のサイクルによりもたらされている非人道的被害の原点から、あらためて「核と人類は共存できない」ことを確認し、国際的な連帯のネットワークを築くことを考える場にしましょう。

安倍政権は福島の核災害に蓋をし、原発の再稼働・海外への原発輸出、核兵器保有の意図をも持つ使用済み核燃料再処理によるプルトニウムの備蓄など核利用サイクル政策を推進し「偽装の被爆国・日本」の姿を世界にさらしています。核利用サイクルの過程で引き起こされ、今なお拡大している甚大な核被害の問題、核戦争の危機を見据えることがヒロシマの課題です。

核兵器廃絶のための核兵器禁止条約早期発効に向け国際的連携を図ること、まず日本などが署名批准し禁止条約を発効することが朝鮮半島の非核化につながるという展望を共有し、核兵器禁止条約に反対し国際的潮流に逆行している米トランプ政権や日本政府などにどう迫っていくか知恵を出し合いましょう。


 

パネリスト:

●ジャンナ・フィロメンコ :チェルノブイリ原発被害「移住者の会」 代表

『チェルノブィリ・ヒバクシャの想い』

紹介:振津かつみ 内科医 ICBUW運営委員  チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西

柴口正武:福島県教職員組合双葉支部長 浪江町立浪江東中学校教諭(浪江中兼務)

避難校から見た原発震災 ~教育実践を通して~』

清水弘士: 被爆者 HANWA運営委員

『被爆73年、核戦争の危機のただなかに生きる-被爆者の視点―』        

川崎哲:ICAN国際運営委員 核兵器廃絶日本NGO連絡会共同世話人

『核兵器禁止条約を発効させるために』     

コーディネーター :森瀧 春子 :HANWA共同代表 NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長

 

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海外パネリスト・プロフィール:

ジャンナ・フィロメンコ氏/チェルノブイリ原発被害「移住者の会」 代表

チェルノブイリ原発から北西40km のベラルーシ共和国ゴメリ州ナローブリア出身。事故当時、夫と幼い二人の息子と暮らしていた。ナローブリアは高汚染地だったが、ソ連政府の施策のもと、人々は住み続けた。住民運動の結果、「チェルノブイリ法」(1991 年) が制定され、同地区は「移住対象地域」となり、首都ミンスクの集合住宅の権利を得て家族で移住。「移住者の会」を結成。「事故15 周年(2001 年)」に来日。「30 周年(2016 年)」には、関西の国際シンポジウムなどに参加し、また福島被災地訪問。欧州各地でも体験を語り「核はコントロールできず、使ってはならない。誤りを繰り返さないで」と訴えている。

 

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共催:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)

NO DU(劣化ウラン兵器禁止)ヒロシマ・プロジェクト

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核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)

共同代表 青木克明 足立修一 森瀧春子

事務局:広島市中区八丁堀5-22 メゾン京口門404号室 足立・西法律事務所内

e-mail: hanwa@e-hanwa.org ℡ 090-9064-4705( 森瀧)

ICAN・ティム・ライト氏と広島反核NGOとの意見交換会

7月 20th, 2018

フライヤーPDFTim Wright氏講演会

~核兵器禁止条約国連採択1 周年を記念し
 核兵器禁止条約発効を促進させるために~
<ICAN・ティム・ライト氏と広島反核NGOとの意見交換会>

「核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動」参加団体のみなさまへ

 

日 時:7月20日(金)18:30 ~ 20:30(開場 18:00)
場 所:広島平和記念資料館 地下会議室Ⅰ
対 象:「核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動」への
参加団体関係者
参加費:無 料

内 容:ティム・ライト氏基調講演 NGO との意見交換
ICAN・1000 日ファンドキャンペーン協力等

共 催:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)
特定非営利活動法人ANT-Hiroshima

*国連での核兵器禁止条約採択1 周年を記念し、条約発効を促進させるため、核兵器禁止条約発効に向けたリーダーシップを発揮
しノーベル平和賞を受賞した国際反核NGO・ICANと広島の反核NGOが連携した取り組みをどう進めていくかについて意
見交換し、国際連帯を強める場とします。
*「核保有国や日豪など核の傘に依存し禁止条約に背を向ける国々の妨害により批准が進まない現状の問題点は何か、どう打開す
るか」についてティム・ライト氏に提起してもらい、共に課題解決のため協議する場とします。
*「ヒバクシャ国際署名キャンペーン」が禁止条約採択の日7 月7 日を中心に国内で展開するピース・ウェーブに連帯して開催します。
*ティム・ライト氏は、広島市立大学、中国新聞社などの主催による7月22日の国際シンポジウムに招かれています。その機会に、
昨年来核兵器禁止条約ヒロシマ共同行動に結集した広島NGOに呼びかけ意見交換会を開催します。

講師プロフィール

ティム・ライト氏

核兵器廃絶国際キャンペーン
ICANの条約コーディネー
ター、オーストラリアでティ
ルマン・ラフ氏達とICAN
創設に参加、広島にも数回訪
れ我々と連携してきた。国内
外で核兵器廃絶・禁止条約
のための運動を牽引してきた
若きリーダー。

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ティム・ライト氏 参加講演会
*国際シンポジウム
「平和への扉を開く―核兵器禁止条約と、これから」
日  時:7月22日(日)13 時半~ 16 時半
場  所: 国際会議場地下2階大会議室ダリア
基調講演: ティム・ライト氏(ICAN 条約コーディネーター)
( 詳細は6月26日付中国新聞告知記事参照)
*一般市民公開は中国新聞等の招聘主催者が行います。NGOと
しては「核兵器禁止条約のためのヒロシマ共同行動」の参加
団体を通じて参加を呼びかけます。

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お問いあわせ

核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)
広島市中区八丁堀5-22 メゾン京口門404 号室 足立・西法律事務所内
共同代表 青木克明 足立修一 森瀧春子 090-9064-4705(森瀧)
e-mail hanwa@e-hanwa.org

特定非営利活動法人ANT-Hiroshima
広島市中区上八丁堀8-14 安芸リーガルビル5F
理事長 渡部朋子 082-502-6304

 

 

 

太田昌克さん講演会のお知らせ

5月 19th, 2018

核兵器廃絶をめざすヒロシマの会総会の記念講演として行います。

会員の皆様をはじめ、皆様、ご参加ください。

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核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)2018年度総会記念講演会

日 時:5月26日(土)14:00 ~ 16:00

(開場13:45)

会 場: 合人社ウェンディひと・まちプラザ

(広島市まちづくり市民交流プラザ)
6Fマルチメディアスタジオ

(広島市中区袋町6 番36 号)

 

講 師:太田 昌克 さん

共同通信編集委員・論説委員兼務

 

資料代: 700 円(学生・障がいのある方 無料)

 

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トランプNPR と「使える核」の系譜~遠のく核なき世界と「偽装の被爆国」

昨年、画期的な核兵器禁止条約が国連で採択されましたが、米科学誌が毎年公表している終末時計は今年1 月、「核兵器使用リスクが世界全体で高まった」として世界の終末まであと2分を表示しました。
トランプ政権下で、米朝をはじめ米中、米ロ間などで軍事緊張が高まっており、世界は米ソが水爆実験を競った冷戦ピーク時の1953 年と同じ最悪の危機を迎えています。終末時計発表から8日後にトランプ政権は「核態勢の見直し(NPR)」を発表、「使える核」をめざすことを表明しました。5月に予定される米朝首脳会談が決裂の場合、朝鮮半島で核使用の事態も起こりかねません。
核問題に詳しいジャーナリスト太田昌克さんが、トランプ政権のNPRの背景と本質、それを歓迎する被爆国日本政府の欺瞞性について解説します。禁止条約の発効を実現し、この危機を打開する道をともに考えましょう。

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太田昌克さんプロフィール

1968 年富山県生まれ。早大政経学部卒、92 年共同通信入社。広島支局を振り出しに外信部、政治部、ワシントン特派員などを経て現在は編集委員・論説委員兼務。
この間、米・メリーランド大学にリサーチ・フェローとして研修駐在。「米公文書を基に戦中、戦後の隠れた史実を発掘」で2006 年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。政策研究大学院大学で、「『核の傘』の構築をめぐる歴史的分析」で博士号取得。核密約に関する一連の報道で09 年度平和・協同ジャーナリスト基金賞( 大賞) 受賞。『日米〈核〉同盟―原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)『偽装の被爆国―核を捨てられない日本』(岩波書店)など著書多数。

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問い合わせ先

核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)事務局
TEL 090-7307-1862 (沢田正)
核兵器廃絶をめざすヒロシマの会
Hiroshima Alliance for Nuclear Weapons Abolition

 

核兵器廃絶をめざすヒロシマの会 2018年度総会のお知らせ

5月 19th, 2018

会員の皆様

次のとおり、核兵器廃絶をめざすヒロシマの会、2018年度総会を行います。

よろしくご参集頂きますようお願い致します。

なお、今年度は総会と記念講演会は別の日に開催致しますので、お間違えのないよう、お願い致します。

日 時:5月20日(日)13:00 ~ 14:00
会 場: 広島国際会議場 研修室3  ( 広島市中区中島町1−5)

 

米トランプ政権によるNPR(核体制見直し)発表と河野外務大臣の歓迎談話への抗議声明

5月 19th, 2018

米トランプ政権によるNPR(核体制見直し)発表と 

       河野外務大臣の歓迎談話への抗議声明

 

 米国政府は、1月30日のトランプ大統領による一般教書演説において「比類なき力」こそが「確実な防衛手段」であり「強いアメリカを取り戻すため」に「核兵器を近代化し核軍事力を立て直すこと」を国防政策の要と主張した。

続く2月2日、2010年以来となるNPR(核体制の見直し)を発表し、さらなる核戦略の強化を推し進め、実戦使用をするという危険極まりない新方針を打ち出した。

それは、「実戦で使える核兵器の開発・配備」のため「爆発力を抑えた小型核兵器の開発に着手する」というもので、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に搭載する小型核兵器及び核兵器を搭載し海上発射する巡航ミサイル(SLCM)の開発に着手することを示したものである。また通常兵器による戦略的な攻撃に対して、核攻撃を以って報復するという拡大抑止をも前面に出している。

あたかも核兵器の小型化は、核攻撃による被害を軍事目標に限定でき実戦使用可能であるかのように虚言を弄し、使用のための閾を低くするものである。

 

平昌オリンピック・パラリンピック終了後に予定されている米韓軍事合同演習及び2月18日から3月まで実施する日米共同訓練などはさらなる緊張状態をもたらすもので強く反対する。平昌オリンピックで友好のムードがたかまり対話による緊張緩和を求める世界の声が大きくなる現状に逆流し北朝鮮を挑発し、さらにはトランプ政権の北朝鮮への先制攻撃を導くもので許してはならない。

「敵国の軍事施設などへのピンポイント攻撃」は北朝鮮への核使用を実際のものとする意図であり、戦術核の新たな強化は国名を挙げて敵視するロシア・中国への挑発であり核軍事力による新たな東西冷戦の危機を生み出すものであると言わざるを得ない。

 

核戦争の非人間的極みの体験をさせられた日本こそが、米トランプ政権の核兵器使用宣言に対して真っ先に反対の声を上げるべき時に、こともあろうに安倍政権の河野太郎外務大臣はいち早く歓迎の談話を発表した。それは、米政権が同盟国に核抑止力を保証しさらに強化したことを高く評価し、日本政府は米政権と協力して安全保障を損なわない現実的な核軍縮を進めていくとするものだった。これまで米国に対し、核先制使用と拡大抑止力を求めてきた安倍政権は、核搭載の米戦艦への燃料補給や支援を通じ日米一体となって核戦争に加担していくことを目指すというのか。

 

私たちは核戦争を体験し、いまだに続くその被害に苦しむヒロシマの市民として核兵器廃絶のために闘い続けてきた。2017年から2018年にかけてヒロシマの声を一つにして「核兵器禁止条約のためのヒロシマ緊急共同行動実行委員会を」27団体により結成し、6回にわたる共同行動及び7回の関連行動を積み重ね国内外に訴えてきた。そして2017年7月7日に国連で「核兵器禁止条約」が多数の国々によって採択されたことに大きな希望を持つことができた。

 

日本政府は一貫して、核兵器の法的禁止に反対し、国連で採択されてもなお核兵器禁止条約への署名・批准を拒んで核兵器廃絶を求める世界の潮流に逆らっている。

「核と人類は共存できない」と、その未曾有の非人間的体験から核廃絶を訴えてきたヒロシマは、核廃絶に逆行する米トランプ政権の危険な核戦略体制に反対し、安倍政権の米国に追随する核戦争政策に強く抗議するものである。

 

2018年2月21日

核兵器廃絶をめざすヒロシマの会

共同代表:青木克明 足立修一 森瀧春子