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国際対話集会2023

日曜日, 7月 30th, 2023

2023年8月6日開催、国際対話集会ちらしです。PDFはこちら

国際対話集会2023

問われるヒロシマ

NO WAR NO NUKES の旗を今こそ高く!

G7広島サミットは、核兵器によって平和が保たれるという「核抑止」の主張を被爆地広島から世界に発信してしまいました。それも、広島選出の岸田首相によって「広島ビジョン」として発表されたのです。サミット前には広島市の児童生徒が学ぶ「ひろしま平和ノート」から「はだしのゲン」や第五福竜丸の記述が削除されました。サミット後には広島市の平和公園と米国ハワイのパールハーバー国立記念公園の姉妹協定が、松井一實市長と米国のエマニュエル駐日大使によって、突然調印されました。「和解」や「未来志向」という言葉が松井市長からしきりに語られています。背景には、米国の要請によって大軍拡を進める岸田政権の強い意思があるように私たちは思います。「戦争できる国づくり」政策が露骨になってきた2023年の8月6日、世界各地で今も続く核被害の実態も学び、私たちは今何をすべきなのか、ともに考え、行動を起こしましょう。

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日 時︓8月 6日(日)14:00~16:30
会 場︓広島弁護士会館 3階大ホール 

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内 容︓

講演1 14:10~
 「世界の核ヒバクシャのネットワークに被爆三世アーティストとして関わる」
川野 ゆきよさん(アメリカ在住アーティスト)

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川野 ゆきよ さん
祖父が爆心地から近距離の中国電力本社(中区小町)で被ばく。数少ない生存者。
現在被ばく三世のアーティストとして米国オレゴン州で活動中。

Oregon PSR(社会的責任を果たす医師団・オレゴン支部)の諮問委員会メンバーとして反核運動に携わる。
バーモント美術大学で修士号取得。作品はアメリカ、日本、オーストラリアで展示されている。全米各地の大学、研究所で講演。

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講演2 14:40~
 「広島・長崎の役割とは︖
      ―広島G7サミットにあたって考えたこと」
     山口 響 さん (長崎の証言の会)

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山口 響 さん
1976年、長崎県生まれ。市民団体「長崎の証言の会」で2014年より証言誌編集長を務める。長崎大学などで非常勤講師。首都圏在住時にはNPO法人「ピースデポ」にも関わった。
共編著に『原爆後の75年――長崎の記憶と記録をたどる』(書肆九十九)など、監訳書
に『核兵器禁止条約の時代――核抑止論をのりこえる』(法律文化社)など。

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報告:

「シンコロブエ鉱山の歴史と現状
  広島・長崎の原点を見つめる」

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形 式︓対面参加・オンライン併用
参加費︓500円

申込み︓対面参加ご希望の方は直接会場にお越しください。(申し込み不要)


オンライン参加ご希望の方は、QRコードまたは
https://forms.gle/rERdiwZrhgDueoucA
の申し込みフォームに必要事項を記入して送信してください。

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主催:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA) 

代表︓足立修一
事務所:〒730₋0013 

    広島市中区八丁堀5₋22 メゾン京口門404号室 足立・西法律事務所
問い合わせ: 090 9060 1809(藤元) hiroshimahanwa2021@gmail.com

HANWA Nuclear Victims Forum

水曜日, 5月 10th, 2023

HANWA Nuclear Victims Forum

The World’s Nuclear Victims Ask: To the G7 Summit Leaders
<What will the G7 summit do in Hiroshima to avert the nuclear war crisis?
What will the G7 Summit do in Hiroshima to rescue nuclear victims? >


Date: Saturday, May 13, 2023, 13:30-16:45
Place: World Peace Memorial Cathedral
Organizer: Hiroshima Association for Nuclear Weapons Abolition (HANWA)
  Hybrid event, ¥1,000


Purpose of the event:     

  • The leaders of the seven nations that depend on nuclear deterrence as the cornerstone of their security, including the three nuclear weapon states, will gather in Hiroshima, the site of the atomic bombing, to discuss what to do about the atomic bombing. What are they going to discuss?
  • Isn’t Hiroshima being used as a venue for discussions that will not only strengthen the military alliance with nuclear weapons as the cornerstone of its security policy and promote an early end to the war in Ukraine through further military expansion, but will also lead to increased tensions in the world?
  • We demand that if the conference is held in the A-bombed city of Hiroshima, it should express a strong will for the abolition of nuclear weapons by immediately ending the war in Ukraine, banning the use of depleted uranium (DU) in Ukraine by both sides of Russia, Ukraine
    and discussing concrete measures to indemnify all nuclear victims in the world and to restore environmental contamination caused by radiation.
    *To this end, as part of the World Nuclear Victims Forum held in Hiroshima in 2015, we invite nuclear victims from inside and outside the world to discuss the actual situation of nuclear damage, predictions of inhumane tragedies that would be caused by nuclear war, support for nuclear victims and nuclear-affected areas, and prevention of the spread of nuclear damage, and to send out their voices from Hiroshima to the G7 and to the world. The conference will also strengthen the network of nuclear victims around the world.

Part 1
Opening, Introduction of speakers Ms. Haruko Moritaki, Advisor of HANWA (5 min)


Keynote Speech: Dr. Tilman Ruff
Co-President, International Physicians for the Prevention of Nuclear War (IPPNW)(Nobel Peace Prize 1885)

Founder of International Campaign to Abolish Nuclear Weapons ICAN(Nobel Peace Prize 2017)

Associate Professor of School of Population and Global Health, University of Melbourne


Title: “What is Nuclear Damage? 

Facing the Crisis of Nuclear War, the Ruin of Humanity”
   

 Video Recording (40 min. lecture with simultaneous interpretation)

+ 20 minutes of Q&A online)


Part 2

Appeals from Nuclear Victims


1.Ms. Chieko Kiriaki, Hiroshima Hibakusha

“The Meaning of the Atomic Bombing” (10 min.)


2. Ms. Maki Yanbe, victim of the nuclear power plant accident, former vice-chairman of the Fukushima Prefectural Teachers Union and leader of the Futaba Branch

 “Damage caused by the Fukushima nuclear power plant accident” (20 min.)


3.Dr. Masao Tomonaga, Professor Emeritus Nagasaki University / Global Citizens Assembly

    for Nuclear Phase-Out Nagasaki

“Serious Health Hazards due to A-bomb Exposure” (online, 15 min.)


4. Mr. Ashish Birulee, Alliance Against Radiation from Uranium Mines in Jadugoda, India

Photojournalist    

 ”Jadugoda Uranium Mine, India: The Present Situation of Damage”

Video message 10 minutes (with Japanese caption)


5. Mr. Isaiah Mombilo, Representative of NGO for Civil Society in Congo, South Africa

“Nuclear Damage at Sinkolobwe Mine, Congo”  

Video message 10 min. (with Japanese caption)


6. Ms. Evelyn Ralpho, Second-generation Victim of the Marshall Nuclear Tests

“The Continuing Damage Caused by Nuclear Tests in the Marshall Islands”

               Video message 10min. (with Japanese caption)


7. Janan Hassan, Obstetrician and Pediatrician, Basra, Iraq 

     “The reality of the depleted uranium in Iraq” (Message)    

Mr. Maki Satou, International Coordinator/ Representative of SAKABEKO

 “Report of Iraq resent visit”


8.Mr. Akira Kawasaki, ICAN International Steering Committee Member (Video message 10min. (with Japanese caption)) Peace Boat)

 ”From the World of the Nuclear Weapons Abolition Movement” (10min.)


9.Ms. Kuniko Watanabe, HANWA Steering Committee Member/ANT-Hiroshima

  “From the Field in Hiroshima” (10 min.)


Closing Remarks by Mr. Shuichi Adachi, HANWA Representative (5 minutes)


Facilitator Mr. Yasuyuki Fujimoto, Secretary General, HANWA
Ms. Noriko Nakashima, HANWA Steering Committee Member
Iinterpreter Ms. Naoko KoizumiMs. Mariko Komatsu


HANWA核被害者フォ-ラム

世界の核被害者は問う~G7首脳へ

<G7サミットは核戦争の危機回避・

核被害者救援のためにヒロシマで何をするのか?>


日時:2023年5月13日(土) 13時30分~16時45分

場所:世界平和記念聖堂

主催:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)

  *ハイブリッド開催        参加費 1000円


開催趣旨     

*核保有3か国を含み核抑止力を安全保障の要とする7か国の首脳が原爆の投下地・広島に集まり何を話し合おうとしているのでしょうか。

*核を安全保障政策の要としてその軍事同盟の強化をはかり、更なる軍拡によってウクライナ戦争の早期終結を促すどころか、世界の緊張状態を高める結果に繋がる論議をする場にヒロシマを利用するのではないのでしょうか?

*私たちは、被爆地で開催するならば、ウクライナ戦争の即時終結、ウクライナでのロシア、ウクライナ双方による劣化ウラン弾(DU)の使用禁止、世界のあらゆる核被害者の救援や放射能による環境汚染を回復するための具体的方途を協議し、核兵器廃絶への強い意思表示をするべきだと要求します。

*そのため、2015年に広島で開催した「世界核被害者フォーラム」の一環として核被害の実態、核戦争によって引き起こされるであろう非人道的な惨劇の予測、核被害者、核被害地への支援、核被害の拡大防止について世界内外の核被害者を招聘し、その声をヒロシマからG7及び世界へ発信をするとともに、世界の核被害者のネットワークを強めます。


第1部

開会・趣旨説明・登壇者紹介  森瀧 春子さん(HANWA顧問)5分

基調講演:Dr, Tilman Ruff ティルマン・ラフさん

IPPNW(核戦争防止国際医師会議共同代表)(1985ノーベル平和賞受賞)

ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)創始者(2017ノーベル平和賞受賞)

メルボルン大学人口・グローバルヘルス学部准教授(公衆衛生、感染症専門医)

 

 講演題目:「核被害とは何か? 人類の破滅をもたらす核戦争の危機に面して」  ビデオ講演 (40分)+オンラインで質疑20分)

         

休憩   10分


第2部

核被害者等からのアピール

1. 切明 千枝子さん 広島被爆者  「原爆被爆の意味するもの」 10分

2.山家(やんべ) 真紀さん 原発事故被害・元福島県教組元副委員長/双葉支部長 「福島原発事故による被害」  20分

3.朝長 万左男さん

長崎大学名誉教授/核廃絶地球市民集会ナガサキ代表

「被爆による深刻な健康被害」(オンライン  15分)

4. Mr. Ashish Birulee アッシシ・ビルリさん

インド ジャドゴダ・ウラン鉱山放射能反対同盟 写真ジャーナリスト    

  「ジャドゴダ・ウラン鉱山被害の現状」

ビデオメッセージ 10分 キャプションをつける)

5. Mr. Isaiah Mombilo イサイア・モンビロさん

コンゴ市民社会NGO代表

「コンゴ・シンコロブエ鉱山核被害について」   

ビデオメッセージ 10分 (和訳キャプション)

6. Ms.Evelyn Ralpho エヴィリン・ラルホ さん

 マーシャル核実験被害者二世(10分)

 「今も続くマーシャル諸島核実験被害」

        ( ビデオメッセージ  和訳キャプション)

7. Dr. Janan Hassan  ジャナン・ハッサンさん

  イラク・バスラ  産科・小児科医師 

「イラク劣化ウラン被害について現場の実態」 

   (ビデオメッセージ・写真 5分 和訳)

8.佐藤 真紀さん  SAABEKO代表/シリア和平ネットワーク運営委員

    「最新イラク訪問報告:DU被害の現状など」 15分

8.川崎 哲さん  ICAN国際運営委員/ピースボート) 10分

    「核兵器廃絶運動の世界の現場から」

9。渡部 久仁子さん (HANWA運営委員・ANT-Hiroshima)10分

   「ヒロシマの現場から」


閉会挨拶  足立 修一さん(HANWA代表) 5分


進行 藤元 康之さん HANWA事務局長

コーディネーター 中嶋 典子さん HANWA運営委員

通訳 小泉 直子さん小松 真理子さん


G7関連集会のお知らせ

土曜日, 4月 8th, 2023





キャンドルメッセージ2023.1.22

火曜日, 1月 24th, 2023

      

2023/01/22 核兵器禁止条約発効2周年 – Google フォト

―核のない未来を!核兵器禁止条約発効2周年を迎えてー
 PEACE FOR UKRAINE
      NO NUKE WAR! 2023

ウクライナに平和を!
核戦争をゆるすな! 2023

8・6ヒロシマ国際対話集会~反核の夕べ2022

火曜日, 7月 19th, 2022

PDFはこちら

8・6国際対話集会~反核の夕べ2022
核戦争をいかに防ぐか ヒロシマで考える

ロシアによるウクライナ侵略戦争は長期化し、市民の犠牲はますます悲惨になっています。プーチン大統領は核兵器の使用にも言及し、チェルノブイリや稼働中の原発までも攻撃し、世界はかつてない核戦争の危機に直面しています。一方で米国はじめNATO諸国はウクライナへの武器支援を拡大し、世界で軍拡の流れが強まっています。
日本では参院選で防衛費増大、憲法9条改定を主張する勢力が多数を占めました。いま、わたしたちは何をしたらいいのでしょうか。ともに考え行動しませんか。


日 時︓8月6日(土) 14:00 ~ 16:30
場 所︓広島弁護士会館(広島市中区上八丁堀2-73)3階ホール 
資料代︓500円


内 容︓

■グローバルヒバクシャからのスピーチ(動画を予定)


■講演「核戦争をいかに防ぐか ヒロシマで考える」
 講師︓元広島市長 平岡敬さん
    

プロフィール 平岡 敬 ( ひらおか・たかし)
1927 年、大阪市生まれ。
大阪、朝鮮半島、広島で育ち、京城(現在のソウル)帝国大学在学中に終戦を迎える。

52 年、中国新聞社に入社。編集委員、編集局長などを経て、中国放送(RCC)社長に。91 年から2期8年、広島市長を務めた。

著書に「偏見と差別」(未来社)、「無援の海峡―ヒロシマの声、被爆朝鮮人の声」(影書房)、「希望のヒロシマ」(岩波新書)など


聞き手︓フリーランス記者 宮崎 園子さん

プロフィール 宮崎園子 (みやざき・そのこ)
1977年、広島県生まれ。朝日新聞社を昨年退社し、広島で取材・執筆を続ける。近著に『「個」のひろしま 被爆者 岡田恵美子の生涯』。 HANWA運営委員。 平岡さんのロングインタビューを自身のnoteに掲載中。

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◎オンライン視聴希望者は下記のURLもしくはQRコードよりお申込みの上、資料代500円を振り込んで  ください。

先着100名、締め切り8月1日。入金確認できましたらZOOMのURLを送ります。

https://forms.gle/kWUiQz8XSwAqtrVQA


振込先︓郵便振替口座 01300-2-50889
    郵便局以外からの振込の場合 一三九店(139)当座 0050889

◎会場参加者は申し込み不要です。

お問合せ

TEL 082-211-3342  eメール hanwa@e-hanwa.org

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核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA) 代表︓足立修一
730-0013 広島市中区八丁堀5-22 メゾン京口門404号室 足立・西法律事務所内
TEL 082-211-3342  eメール hanwa@e-hanwa.org

プーチン・ロシアのウクライナ侵略  抗議のキャンドル・アピール

月曜日, 3月 7th, 2022

プーチン・ロシアのウクライナ侵略
抗議のキャンドル・アピール


NO WAR NO NUKES НЕТ ВОЙНE
プーチンは侵略をやめよ︕核戦争をするな︕


 「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)」では、2 月24 日からのプーチン・ロシアのウクライナ侵略行為に対し、3 月8 日(火)に平和記念公園の原爆ドーム前にて、緊急の抗議アピールを行います。ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続くなか、プーチン大統領は、核兵器使用も視野に入れた戦闘態勢の指示を軍に行いました。核兵器による威嚇は、国際人道法違反です。これは許されることではありません。
 私たちは1000 本のキャンドルで「NO WAR NO NUKES・НЕТ ВОЙНE」(戦争・核兵器はいらない)の文字を描き、灯をともし、世界に向けて侵略行為の即時停止、核兵器の不使用を被爆者の方や広島市民とともに訴えます。


日 程︓2022 年3 月8 日(火)
時 間︓17︓45 ~ 19︓00 


内 容︓開会挨拶・趣旨説明
    キャンドルアピール(撮影) 
    声明文発表
    被爆者他リレートーク


核兵器廃絶をめざすヒロシマの会
代表 足立 修一
〒730-0013 広島市中区八丁堀5-22 メゾン京口門404 号室 足立・西法律事務所内
TEL 082-211-3342 E メール hanwa@e-hanwa.org 


進行


16︓00 実行委員集合 キャンドル準備


17︓45 キャンドル点火


18︓00 挨拶・趣旨説明 (HANWA 顧問 森滝春子)


18︓15 写真撮影


18︓30 声明文発表(HANWA 代表 足立修一)

市民・被爆者によるリレートーク

    箕牧 智之・広島県被団協理事長 

    佐久間邦彦・広島県被団協理事長 

    田中 聡・広島被爆者団体連絡会議事務局長 

    在広島のウクライナの人

    若者代表


19︓00 閉会・撤収

2022年1月22日 広島バナーアピール

土曜日, 1月 22nd, 2022

2022年1月22日広島バナーアピール




8・6国際対話集会~反核の夕べ2021

火曜日, 7月 20th, 2021

オンライン参加をご希望の方は上のQRコードから予約頂けます。

HANWA結成20周年

8・6国際対話集会~反核の夕べ2021

  核と人類は共存できない

核をめぐる危機的状況を明らかにし、世界の核被害者と連帯しよう!

核兵器禁止条約の批准推進・充実を目指そう! 

趣旨:

2021年1月22日に発効した核兵器禁止条約は、国連採択から4年目の今年7月12日で署名86ヵ国、批准55ヵ国となり、2022年1月には第1回の締約国会議が開催される。長年の闘いの結果実現したが、肝心の戦争被爆国・日本は署名も批准も拒否している。のみならず米国の核の傘に依存する日本は、米国が核の先制不使用政策を採ることにさえ抵抗している。

核兵器国米・中ロの軍事、経済、政治の全面にわたる対立の激化はバイデン政権に替っても、厳しくなる一方である。

世界の核被害者救済を打ち出した核兵器禁止条約は他方核の平和利用の権利は損なわないとし、また「平和利用」によっても核の被害者が生み出される現実と矛盾した欠陥がある。またヒバクシャは核実験、核戦争だけでなく核利用サイクルのあらゆる場面で拡大し続けていることに言及していない。締約国会議に向けて課題は多い。

日時:2021年8月6日 14301640

場所:広島弁護士会館3階大ホール

    (コロナ対策のため会場参加者は100人迄、そのほかはZOOM視聴で100人迄)

主催:核兵器禁止をめざすヒロシマの会(HANWA)

   :NO DUヒロシマ・プロジェクト

基調講演                   

講演者:ティルマン・ラフ博士 (Dr Tilman Ruff

演 題:「すべての核を否定し、人類の生存権・未来の環境権をまもろう」

 核兵器廃絶国際キャンペーンICAN共同創設者・初代会長核戦争防止国際医師会議IPPNW共同会長メルボルン大学准教授 公衆衛生・感染症専門医2015世界核被害者フォーラム・基調講演者

  通訳  荊尾 遥さん 

      広島女学院高・津田塾大出身、在オランダ日本大使館で化学兵器禁止条約専門調査員、国連軍縮部大量破壊兵器室で勤務後、インド工科大でJICA・日印プロジェクトを担当した。

スピーカー

 核被害地フクシマからから

     柴口 正武さん             

   「核と共存しようとした地域の今 ~原発災害の中の双葉地方の学校~

       福島県教職員組合双葉支部長、浪江町立なみえ創成中学校教諭

 広島出身の青年活動家として                      

 高垣 慶太さん

    「広島・長崎の医師、曾祖父たちと共に」

早稲田大学社会科学科1年カクワカ広島・ICANキャンぺナーすすめ!核兵器禁止条約プロジェクト 

 HANWAとして 

    森瀧 春子さん     HANWA共同代表・NODUヒロシマプロジェクト共同代表、「核の危機的状況と核被害を断つために」

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お申し込みについて

◆参加形式は、ZOOM 参加会場参加のどちらかとなります。

◆会場参加をご希望の場合、先着100名迄。資料代 500 円が必要となります。

ZOOM参加ご希望の方は下記メールアドレスに申込ください。先着100名迄

申し込みアドレス:

hiroshimahanwa2021@gmail.com

zoom参加の方には、カンパをお願いします。

振込先は、郵便振替 01300-2-50889 核兵器廃絶をめざすヒロシマの会

NO NUKES FUTURE! TPNW 2021キャンドルメッセージ

土曜日, 1月 23rd, 2021

2021年1月22日(金)原爆ドーム前広場で開催、

17時~設置準備、18時~18時半集会

司会:渡部朋子(ICAN・HANWA運営委員)

HANWAメッセージ:足立修一(HANWA共同代表)

挨拶:森滝春子(HANWA共同代表)

写真撮影:中奥岳生

準備等、被爆者の方々はじめいろいろな方が参加されました。

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HANWA声明文(当日発表分)

「核と人類は共存できない」

非人道的、無差別大量虐殺兵器・核兵器は本日国際法によって禁止された。

これからが、人類と核との闘いだ。核なき未来を築くために。

核被害の根絶を! 核時代に終焉を! 連帯の絆を築こう!

核兵器廃絶の闘いは、米国が広島・長崎の上に無差別の虐殺兵器を投下して以来75年間、広島・長崎の被爆者をはじめとする多くの先人たちを中心に不断の闘いがとり組まれてきた。

この10年間は、NPT不拡散条約の枠内では核軍縮が全く進まない膠着状態で出口の見えない状態からの飛躍を求めて、有志国家と諸国際機関、NGOが連携して国連の枠を超えた積極的な取り組みが進んだ。広島では核兵器廃絶を目指すヒロシマの会(HANWA)が2009年から意識的に取り組み諸国際機関に働きかけてきた。

核による爆撃では、市民に対する無差別殺戮が行われ、日本の植民地支配の結果、日本に強制動員された朝鮮半島出身者や連合国の捕虜も犠牲となった。

核兵器禁止条約は、このような核兵器の使用による非人道的影響に着目し、核兵器を違法な兵器とし、その開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用の禁止ならびにその廃絶を規定し、これまでの核による人間や環境の被害への支援、補償を求め、これにより、核兵器が存在する限り生じる危険性を一切排除するものである。

同じ思いの多くの国々や国連、国際赤十字・赤新月社運動、ICANなどのNGO団体とともに核兵器を法的に禁止することを求めて赤十字国際委員会や核不拡散条約(NPT)再検討会議など国内外で訴えてきた。条約の発効は、このような活動の一定の到達点として、新たなスタートに立つべき決定的な歴史的意義を持つものである。

今、核兵器をめぐる世界の状況は米露が核軍縮のための各種の条約を失効させ、小型核兵器の開発、実戦使用の道を進めるなど、核戦争をもたらす危機的状況にあるが、この動きを世界中から包囲し封じていかねばならない。

日本政府は、アメリカの核の傘に依存する安全保障政策を執り、核兵器禁止条約は、日本の安全保障を弱体化するものとして、同条約に署名しないとの態度を示している。

しかし、核の傘に依存するというのは、核兵器の使用を前提とするもので、ひとたびの核兵器の使用が連鎖的な使用に繋がり、ひいては、地球規模の気候変動により、人類、否、生物の生存自体が危険にさらされる事態を招来することが懸念されるのである。昨年来、新型コロナウィルス感染症の世界的流行により、これまでに200万人を超える人々の命が奪われた。軍事力をいくら強化しても、人々の命が守れない事態が起こっている。

日本の市民は、約7割が核兵器禁止条約に参加すべきとしている。

私たちは、日本政府に対し、核兵器禁止条約に一刻も早く早期に署名・批准することを求める。オバマ政権時代に「核兵器先制不使用」を核政策に盛りこもうとしたことに、日本政府が、強く反対し潰えたことがある。アメリカがバイデン政権になるこの時期に再びこのような核抑止力に依存した日本政府の姿を我々拒否する。

ヒロシマから世界へ  届けよう核被害者の声を!

2021年1月22日

   核兵器廃絶をめざすヒロシマの会

   核兵器禁止条約ヒロシマ共同行動参加者一同

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(HANWA声明文 ロングバージョン)

核と人類は共存できない」

非人道的、無差別大量虐殺兵器・核兵器は本日国際法によって禁止された。

これからが、人類と核との闘いだ。核なき未来を築くために。

核被害の根絶を! 核時代に終焉を! 連帯の絆を築こう!

核兵器廃絶の闘いは、米国が広島・長崎の上に無差別の虐殺兵器を投下して以来75年間、広島・長崎の先人たちを中心に不断の闘いがとり組まれてきた。

この10年間は、核不拡散条約(NPT)の枠の中では核軍縮が全く進まない膠着状態で出口の見えない状態からの飛躍を求めて、有志国家と諸国際機関、NGOが連携して国連の核を超えた積極的な取り組みが進んだ。広島ではHANWAが2009年から意識的に取り組み諸国際機関に働きかけてきた。

核に爆撃では、市民に対する無差別殺戮が行われ、日本の植民地支配の結果、日本に強制動員された朝鮮半島出身者や連合国の捕虜も犠牲となった。

核兵器禁止条約は、このような核兵器の使用による非人道的影響に着目し、核兵器を違法な兵器とし、その開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用の禁止ならびにその廃絶を規定し、これまでの核による人間や環境の被害への支援、補償を求め、これにより、核兵器が存在する限り生じる危険性を一切排除するものである。

同じ思いの多くの国々や国連、国際赤十字・赤新月社運動、ICANなどのNGO団体とともに核兵器を法的に禁止することを求めて赤十字国際委員会や核不拡散条約(NPT)再検討会議など国内外で訴えてきた。条約の発効は、このような活動の一定の到達点として、新たなスタートに立つべき決定的な歴史的意義を持つものである。

今、核兵器をめぐる世界の状況は米露が核軍縮のための各種の条約を失効させ、小型核兵器の開発、実戦使用の道を進めるなど、核戦争をもたらす危機的状況にあるが、この動きを世界中から包囲し封じていかねばならない。

日本政府は、アメリカの核の傘に依存する安全保障政策を執り、核兵器禁止条約は、日本の安全保障を弱体化するものとして、同条約に署名しないとの態度を示している。

しかし、核の傘に依存するというのは、核兵器の使用を前提とするもので、ひとたびの核兵器の使用が連鎖的な使用に繋がり、ひいては、地球規模の気候変動により、人類、否、生物の生存自体が危険にさらされる事態を招来することが懸念されるのである。本年は、新型コロナウィルス感染症の世界的流行により、これまでに115万人もの人々の命が奪われた。軍事力をいくら強化しても、人々の命が守れない事態が起こっている。

日本の市民は、約7割が核兵器禁止条約に参加すべきとしている。

私たちは、日本政府に対し、核兵器禁止条約に一刻も早く早期に署名・批准することを求める。ましてや、米国がオバマ政権時代に「核兵器先制不使用」を核政策に盛り込もうとして、日本政府などが強く反対し潰された。バイデン政権になるこの時期に再びこのような核抑止力に依存した日本政府の姿を我々は拒否する。

核利用のサイクルはウラン採掘に始まり、精錬、核兵器・核燃料製造、核実験、核兵器使用、原発稼働、原発事故、使用済み核燃料の再処理、核廃棄物の保管・処分、劣化ウラン兵器使用など、あらゆる段階で放射能による広範な環境汚染と人体への深刻な影響をもたらしてきた。

世界各地で行われた2千回を超える核実験は世界中に放射能汚染を広げ、実験場周辺だけでなく広い範囲の住民の命と健康、暮らしを奪い取ってきている。

世界の400基を超える原発では、労働者は通常稼働状況下でも被曝を余儀なくされています。チェルノブイリ事故、福島原発事故では膨大な量の放射能が放出され、数十万人の人々の命と健康、暮らし、ふるさとを奪い、地球規模で環境を汚染してきた。

我々は、インドのウラン鉱山採掘現場、劣化ウラン弾を撃ち込まれたイラクの現場、ネバダ核実験場の風下住民の現場、そして原発大事故により失われた福島の人々の生活・健康・自然環境の現場など核災害の地を訪れ現地調査をしてきた。ここに見られるのは必ず、一握りの巨大資本の利益やそれを代弁する政治家のために理不尽に踏みにじられる民衆の犠牲の姿である。

核は、その開発の入り口から出口に至るあらゆる過程で、甚大な被害を人間や環境に及ぼしてきました。ウラン鉱山での採掘、ウランの精錬、ウラン鉱滓の廃棄、ウラン濃縮過程、核兵器製造、核実験、核兵器使用、原子力発電の事故・放射能漏れ、原発労働、核廃棄物利用の劣化ウラン兵器使用などすべての場面で、深刻な放射能被害をもたらす実態を見せつけられてきた。

インドにおける核開発は、ウラン鉱山周辺に住む先住民の人権を踏みにじりながら深刻な環境汚染、人体への放射能被害を引き起しています。我々は現地を何度か訪れて専門家の協力のもとに実態調査や先天性障害児などの支援をしてきたが、放射能による環境汚染、出産異常、多指・欠損指、眼球欠損、先天性知的障害、小頭症、巨頭症など先天性障害の多発、白血病・がんなどによる高い死亡率など悲惨な実態が明らになった。原発や核兵器の原料とするためのウランの採掘はインドのほかにもオーストラリアの先住民アボリジニー地域やアメリカ、カナダの先住民地域などで続けられている。いずれの地域でも先住民の生活、基本的人権を奪いながら放射能被害を押しつけているのだ。

湾岸戦争に続きイラク戦争においても放射能兵器である劣化ウラン弾の大量投下がなされた結果、深刻な状況を引き起こしている。イラク戦争直前、直後のイラクへ赴き戦争被害や劣化ウラン被害調査や支援をしてきた。訪れる病院で見る多くの子供たちの苦しみ―白血病で末期症状を示す子どもたち、脳など身体のいたる所へのがん転移、心身に先天性障害を持たされた上に、様々ながんに苦しみ死んでいく子どもたちの様子は、広島における原爆投下後の被害の状況と重なるもので、劣化ウラン兵器がもたらす放射能被害の凄まじさを示していた。劣化ウラン弾による放射能汚染は、採集し持ち帰ったチリ、土壌、水、尿などのサンプルの専門機関による分析によって明らかになっている。飲料水、土壌の汚染、白血病を患う子供たちの尿に取り込まれた劣化ウランの検出は、すでに顕著ながんなどの著しい発症増加の現状から今後の深刻な状況が懸念されている。劣化ウラン兵器は、核開発サイクルの出口での問題であるが、原発燃料や核兵器製造に使用する核分裂性放射能元素235を取り出した滓の核廃棄物を利用した兵器であり、原発・核兵器と表裏の関係にある。

福島原発事故後、現地を何度か訪れた。原発事故で取り返しのつかない被害を蒙った飯舘村をはじめ、伊達市、南相馬市の原町区、小高区、川俣町、福島市松川町などの核被災の現場を歩き、多くの被災した人々にも出会った。イラクで使った放射線量計を日本国内で使うことになるとは予想もしていなかったが、各所で測定して歩いたところ、2012年11月、事故後1年8ヵ月経った時点でしたが福島各地の放射線量は非常に高くイラクでの劣化ウラン汚染による放射線量値と同程度かそれを上回る数値を示し、福島各地では深刻な放射能汚染がきわめて広範囲に起きてしまっている事実に改めて愕然とさせられた。農業、牧畜業が放棄されている地域では自然の荒れが目立ち、原発事故災害に加えて津波被害地でもある南相馬市・小高地区などでは、震災後長らく避難指示と警戒区域指定のため遺体捜査にも入れない状態で、農地か沼地か区別もつかないほどの荒地には、あちこちに壊れた船や家、自動車などの残骸が集められることもなく放置されていました。

浪江町警戒区域の無人ゲートの横には、牧場が広がり数多くの牛たちがいた。そこで牛たちに飼料を与えるため来ていた「希望の牧場」代表の吉澤正巳さんたちに出会った。原発事故により放射線被曝をした牛は出荷できないままに、警戒地域に指定され、移動さえもできなくなり、それゆえに、取り残された牛の多くは餓死・ミイラ化したり、生き残り野生化した牛も、国は殺処分の決定をしました。浪江町の400軒の和牛農家の人々は置いてきた牛への断腸の思いと米作りや野菜、果物など物づくりのできなくなった我が大地への思いでノイローゼになる人が多く、自殺者も出たという。被曝のリスクを負いながら牛の命を守るために餌をやり続ける吉澤さんの必死の訴えに釘付けとなり衝撃を受けた。

ウラン鉱山では採掘労働者だけでなくウラン鉱滓、精錬廃液などの放射性廃棄物による環境汚染で周辺の住民は、がん、白血病などに苦しみ、子どもたちには先天性障害が多発している。

核兵器や核燃料用ウランの濃縮過程で出る放射性廃棄物=劣化ウランの一部は劣化ウラン弾として湾岸戦争以来、バルカン紛争、ソマリア攻撃、イラク戦争などで大量に使用され、放射能による広範な環境汚染と人体への深刻な影響をもたらしてきた。

核の利用が、軍事利用であれ、商業利用であれ、深刻な放射能被害をもたらし、地球を破滅に向かわせるものであることは、引き起こされている現実が明らかにしている。

私たちは、インドのウラン鉱山採掘現場、劣化ウラン弾を撃ち込まれたイラクの現場、ネバダ核実験場の風下住民の現場や南太平洋の島々と世界各地の核実験場の現場、そして原発大事故により失われたチェルノヴィリ、福島の人々がその生命、健康、生活、自然環境を破壊された状況を現場検証し調査してきた。こうした悲劇の被害者は無防備で弱者の立場にある。いつもそこに見られるのは、一握りの権力者、資本の利益のためにいわれもなく理不尽に踏みにじられる民衆の犠牲である。彼ら権力者の利己的な行動を許せません。

核兵器も、劣化ウラン兵器も原発も人間の生きる権利を根底から破壊してきた。核利用の過程で不可避的に出る放射性廃棄物、特に原発の使用済み核燃料やその再処理で出る高レベル放射性廃棄物は、処分方法も廃棄場所も全く見通しのつかない状態で人類の未来を脅かしています。日本政府は六ケ所村の使用済み核燃料再処理の稼働を始めようとしており、北海道に押し付けようとしている廃棄場の目処も立っていない。

核燃料サイクルを存続させるとプルトニウムが生産され、核兵器の自国保有への懸念も残すことになる。

日本国政府は福島原発事故から何も学習していない。それどころか情報を隠蔽し、被害を矮小化しています。それによって被害者支援を打ち止めにしようとすると同時に、原発推進政策のもと原発再稼働を進めさらに原発の海外輸出もチャンスを狙っている。我々は日本をはじめほかのいかなる国による原発およびその他核施設の建設,運営、輸出に断固と反対します。

核の惨事を完全に予防することは不可能です。放射能汚染は永遠に続きます。汚染された環境を元に戻すことは不可能です。人類は核エネルギーの利用を完全に放棄しなければなりません。

私たちは、広島、長崎被爆70周年の2015年に、核利用がもたらした非人間的な核災害の原点・ヒロシマで「核と人類は共存できない」という核絶対否定の理念を掲げ、核兵器を廃絶し核利用を根絶するために世界核被害者フォーラムを開催した。3度目の核兵器使用・核戦争を食い止め、核兵器廃絶のためのもっとも近道である核兵器禁止条約を求めます。

世界核被害者フォーラムでは、表裏一体で進められる核の軍事利用と商業利用の核サイクルの過程で生じる放射線被害のさまざまな実態を明らかにし、被害者の救済を図る補償の国際的規範と体制を国際的連帯のもとにつくりたいと思います。

また、世界のヒバクシャが連携し、核被害をこれ以上ふやさないため、核被害情報センターを設置し、核利用サイクルを断つための国際的ネットワークを作る基礎を固める場とします。被爆75年を期してこの核被害者フォーラムの報告記録集を出版し全国の大学図書館、公立図書館などに配布した。これからの未来を担う人々に実態を知っていただきたい。

フォーラムの宣言として、ヒロシマから「世界放射線被害者人権憲章」を世界に発し、国連人権委員会、国際赤十字、国際NGOなど国際社会への働きかけをしていきます。

世界のヒバクシャは核被害の根絶のために連帯しましょう。

「核兵器禁止条約」が今後もっと実態に即した内容になるため、世界の核被害者が核兵器の被害者だけでなく、核利用サイクルによってもっと深刻化し人類の存続が危うくなることを訴えていこう。

ヒロシマから世界へ  届けよう核被害者の声を!

2021年1月22日

核兵器廃絶をめざすヒロシマの会
核兵器禁止条約ヒロシマ共同行動参加者一同

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8・6国際対話集会~反核の夕べ~2020

土曜日, 8月 1st, 2020

お知らせ 

コロナ情勢のため、第一部講演者の新垣毅さんはオンラインで参加されることになりました。集会のようすは後日YouTubeに掲載される予定です。このページとフェイスブックでお知らせ致します。

<8・6国際対話集会~反核の夕べ~2020>

〝迫る核危機を乗り越えるためにヒロシマは何をなすべきか″

日時2020年8月6日(木)15:30~17:30  

資料代:1000円  

場所 広島島弁護士会館 3階ホール  

定員100人(240定員会場であるがコロナ対策のため人数限定100名まで先着順とする。)

共催 : 核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)

   : NO DU(劣化ウラン兵器禁止)ヒロシマ・プロジェクト

   趣旨

*INF失効後の米露の新たな核・ミサイル開発競争、イランとの核合意破棄、2021年に期限が迫るに米露のSTARTⅡ、核兵器実戦使用のための小型核開発をはかる米トランプ政権の爆発を伴う核実験再開の示唆など、今、核をめぐる危機的な状況は高まっている。

*核廃絶のためには、このような複雑に動く内外の情勢の的確な把握が必要であり、「8・6国際対話集会~反核の夕べ2020」に、沖縄で日米の軍事同盟の実態や世界の核情勢を第一線で精力的に取材を進めている琉球新報の新垣記者を講師として招き学習を深め、オキナワ-ヒロシマ-ナガサキが連帯して何をなすべきか考えよう。

*被爆75周年を迎える直前の7月16日(1945年7月16日は原爆製造成功の日)に、トランプ大統領は原爆製造成功を称えて「偉業を遂げ、アメリカは核抑止力で世界の利益に貢献してきた」と挑戦的な言動で世界を怒らせた。核兵器禁止条約発効の進展を妨害しようとするもので、核兵器禁止条約の発効を連帯の力で一層進めていこう。(現在署名国81、批准国40、ボツワナ7月7日に批准)

<プログラム>

14:30 黙祷 コーディネーター 渡部朋子HANWA運営委員

コロナ対策諸注意                  5分

14:35 開会挨拶 青木克明HANWA共同代表           5分

14:40 第Ⅰ部 基調講演

基調講演                           60分

  演題  「沖縄から見える核問題――広島、長崎とつなぐ沖縄」

  講演者  新垣 毅さん  (琉球新聞社編集局政治部長)

 15:40-16:50 休憩                      10分

16:50 第Ⅱ部 ヒロシマからのアピール:被爆75年、改めて反核を訴える

     <アピールする人>

:高橋悠太さん (慶応大学2年生、ヒバクシャ国際署名キャンペーン・ユース)  10分

   : 切明千枝子さん   (被爆体験証言者)            10分

      : 森瀧春子さん    (HANWA共同代表)          10分

17:20  被爆75年ヒロシマ宣言発表  

17:25  閉会挨拶:足立修一HANWA共同代表           5分

 17:30  閉会

<新垣毅さん プロフィール>

 現職;琉球新報社編集局政治部長

1971年、沖縄県那覇市生まれ。琉球大学卒、法政大学大学院修士課程修了(社会学)。1998年、琉球新報社入社。中部支社報道部、沖縄県議会・政治担当、社会部遊軍キャップ、編集委員、社会部デスク、東京報道部長などを経て、2018年4月から現職。沖縄戦に関する連載取材のほか、2011年には、キャンペーン報道「沖縄から原発を問う」取材班キャップを務めた。主要な記事として、連載「癒えぬ傷・南洋県系人-戦後65年目の新証言」7回(2010年6月)、キャンペーン報道「沖縄から原発を問う」(2011年9月―10月)、連載「道標求めて―琉米条約160年 主権を問う」100回(2014年5月―15年2月)、連載「未来築く自己決定権―戦後70年 差別を断つ」34回中、30回分を担当(2015年4月―11月)などがある。沖縄の自己決定権を問う一連のキャンペーン報道で、2015年12月に第15回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」を受賞。著書に『沖縄の自己決定権―その歴史的根拠と近未来の展望』(高文研、2015年)、『続沖縄の自己決定権 沖縄のアイデンティティー 「うちなーんちゅ」とは何者か』(高文研、2017)、共著に『うちなーの夜明けと展望』(琉球新報社、2015年)、『沖縄自立と東アジア共同体』(花伝社、2016)など多数。

新型コロナウィルス対策

・広島弁護士会館3階ホールは240定数の大ホールだが、入場可能数を100人とする。

・入口で、検温をし、設置した消毒スプレーを受けていただく。

・窓大きく開き換気行う。

・入場できない人たちのために録画し、後日ホームページにYou Tubuで観れるようにアップする。

連絡先:090―9064—4705(森瀧)